加齢により筋力が衰えると難しくなることの代表的なものに「階段や段差の昇り降り」があります
今回はそんな「階段や段差の昇り降り」についてお話をしていきます
「段差の昇り降り」を解剖してみよう
階段の昇り降りに必要なことを理解するために
「段差の昇り降り」という動きを解剖してみましょう
昇り
①始まり~片方の足を上の段へ乗せる
片方の足(今回は右足)を上の段に乗せます

②反対の足を上げる
反対の足(今回は左足)をさらに上の段に乗せるために上げます

③反対の足が上の段に着く
反対の足が着いて完了です

降り
①片方の足を上げる
下の段に足を降ろすために片方の足を上げます

②前へ進みながら降りていく
着いている脚を曲げて降りていきます
このとき踵は着いたままです

③足が着く
足が下の段に着いて完了です

「段差の昇り降り」はなぜ難しいか
段差の昇り降りが難しいのは
立ち上がりと同じように
人の体の中でも特に重い部分であるお尻の高さが変わるからです

降りるとき方が怖いのはなぜか
段差を昇るとき と 降りるとき とで より怖いのは 降りるときの方です
これはなぜかというと 重力がある分 降りるときには勢いがつくことになります
重力による降りる勢いに加えて 自分の体の重さも支える必要があるので
降りるときの方が難しくなります

「階段の昇り降り」に必要な要素は?
筋力
お尻の筋肉
段差を昇るときにお尻の筋肉のチカラが必要です

太ももの筋肉
お尻の筋肉と同じく段差を昇るときにお尻の筋肉のチカラが必要です

また降るときにも 太ももの筋肉が重要となります

スネ・ふくらはぎの筋肉
土台となる足元のバランスをとるためにスネとふくらはぎの筋肉のチカラが必要です
関節の柔軟性 (降るとき)
足首
降るときに 踵を浮かさずに降りていくために足首の柔軟性が必要となります
<正常な足首の場合>

<足首が硬い場合>

終わりに
ご覧いただきありがとうございました!
今回は「階段や段差の昇り降り」という動きについて解説をさせていただきました
寿命が長くなっている今の世の中で これからも自分の足で歩いていくために
少しでも今回のお話が役に立てば幸いです
『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています
「分かりづらかったこと」「こんなことを教えてほしい」などありましたらお気軽にコメントください!
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