【理学療法士が解説!】良い睡眠のためにはどんなマットレスや枕を使うべき?

睡眠
スポンサーリンク

質の良い睡眠のためには良い寝具が必要ですよね?

今回は良い睡眠のためには

どんな枕やベッドを使えば良いかを理学療法士の視点からお話します

良い睡眠の条件って?

まず良い睡眠に必要なキーワードとして寝返りが挙げられます

ずっと同じ姿勢で座り続けるのを想像してみてください

そうした時には体が痛くなったはずです

つまり ずっと同じ姿勢で居続けると体が痛くなるのです

これは体を動かさないことにより血流が悪くなり 良い栄養が流れてこなくなり

老廃物も流れ出ていってくれなくなるためです

人は寝ているときには定期的に寝返りをうちます

寝返りにはずっと同じ姿勢でいることを防ぎ 血流を保つ役割があるのです

そのため寝返りという動きによって定期的に姿勢を変える必要があります

では寝返りをうちやすくするためには どんなマットレスを使うと良いでしょうか

基本的には高反発(硬め)のマットレスを使うのが良い

基本的には高反発(硬め)のマットレスが正解です

高反発(硬め)のマットレスは土台としてしっかりしているため
寝返りがうちやすいです

柔らかいマットレスは体に良くフィットするため一見良さそうに思えるのですが
柔らかいマットレスでは沈み込むことで体が埋まってしまいます

沈み込んで体が埋まると何が悪いかと言いますと

身動きがとりにくくなるため 寝返りがしづらくなってしまうのです

質の良い睡眠のためには寝返りがしっかりうてることが必要なので
寝返りのしづらい低反発(柔らかめ)のマットレスでは睡眠の質は悪くなります

寝返りがしやすいように基本的には硬めのマットレスがおすすめです

枕も同じです 柔らかい枕では頭が沈んでしまうため枕も硬めの枕が望ましいです

ただし単純に高反発(硬め)であれば良いわけでもない

マットレスについてはもう少し踏み込んでみましょう

基本的にはという表現を使いましたが
それはただ単に硬ければ良いわけではないからです

人の体は平らではなくカーブを描いています

頭は出っ張っており 首は引っ込んでいます そこから背中になるとまた出っ張り

腰で引っ込み お尻が出っ張り という感じです

このようにカーブを描いている構造のため

硬いところで寝た場合 ”接地している部分”と”接地していない部分”が生まれます

接地していない部分があるということは どういうことかと言いますと

大袈裟に表現すると”腕立て伏せ”や”プランク”のような姿勢ということになります
  ※↓のような感じ

接地せず浮いてしまっている分を
“接地している部分” や “筋肉” が頑張ることで支える必要が出てきます

そのため筋肉に余計な負担がかかることになるのです

さて寝ている時で考えてみましょう

体の中で接地していない箇所がある状態で寝ていると
筋肉に余計な活動を強いることになってしまうため

疲れをとるための睡眠なのに筋肉はしっかり休めない
ということになってしまいます

つまりただ単に硬いマットレスでは十分ではない ということです

ではどんなマットレスなら良いでしょうか

理想のマットレスは…

表面部分は低反発(柔らかい)で その下は高反発(硬い)マットレスが
理想的なマットレス
ということになります

表面は柔らかいことで体のカーブに沿ってくれるため
しっかり全身を接地させてくれます

それより下は硬いため必要以上に沈み込まず 寝返りの妨げにもなりません

今回のまとめ

というわけで今回は質の良い睡眠をとるための寝具についてお話しました

今回のまとめとしては

①良い睡眠のためには寝返りが重要
②寝返りがしやすいのは高反発(硬め)のマットレスなので
 基本的には高反発(硬め)のマットレスが良い
③全身が接地するように
 表面部分は低反発(柔らかめ)で その下は高反発(硬め)のマットレスものが理想

となります

質の良い睡眠がとれるように寝具を選んでみてください

終わりに

ご覧いただきありがとうございました!

今回は 良い睡眠のためにはどんなことが必要かについてお話させていただきました

寿命が長くなっている今の世の中で これからも健康に生きていくために
少しでも今回のお話が役に立てば幸いです

『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています

「分かりづらかったこと」「こんなことを教えてほしい」などありましたら
お気軽にコメントください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました