今回は肩こり・首こりの解消法についてお話しします
首や肩にどれだけの負担がかかっているかを知ろう
そもそも人の頭や腕の重さをご存じでしょうか
頭の重さは体重の約10%
腕の重さ(片腕)は体重の約6%あります
つまり
体重60kgの人であれば頭の重さは 約6kg
腕の重さ(片腕)は 約3.6kgとなります
体重が50kgの人であれば頭の重さは約5kg
腕の重さは約3kgとなります
水は1Lで1kgなので
私たちは普段から2Lのペットボトルを3本くらいを首の上に載せており
1.5Lのペットボトルを2本くらい肩からぶら下げていることになります

普段から結構な重さを支えながら生きていることが分かっていただけたでしょうか
これだけの負担が普段から首と肩にはかかっているのです
解消のカギは首と肩の筋力アップ
首と肩が普段からどれだけの重さを支えているか分かっていただいたところで
肩こりと首こりの解消に必要な考え方をお話しします
重いものを支えたり持ち上げたりするのに力が強いほうが有利なのは
分かると思います
10kgのダンベルを持ち上げるのが精一杯の人が10kgのダンベルを持ち上げるのと
20kgのダンベルを持ち上げることができる人が10kgのダンベルを持ち上げるのでは
後者の方が余裕があり楽に持ち上げられるのが分かると思います
同じ10kgのダンベルを持ち上げるのでも
力が有るのと無いのとでは負担が違うわけです
ここで先ほどお話しした頭と腕の重さを思い出してみましょう
頭の重さは体重60kgの人で約6kg、体重が50kgで約5kg
腕の重さは体重60kgの人で約3.6kg、体重が50kgで3kg でしたね
体重に10kgの差があるのに対して頭と腕の重さの差は1kg以内しかありません
つまり体格に差があっても支えることになる頭と腕の重さにはそれ程差がない
ということです
肩こりや首こりになりやすいのは女性や細身の人ですが
なぜそうなるのかこれで説明ができます
筋力が劣る女性や細身の人も体格の良い人と
それ程変わらない重さを支えることになり
筋力の弱い人にとっては負担の大きいことをしているというわけです
なので首と肩の筋肉を鍛えて頭と腕の重さを支える力をつける必要がある
ということです
筋力トレーニングの方法
では具体的に筋力トレーニングの方法をお話していきます
首の筋力トレーニング
①頭上げ運動(前):仰向けに寝ている状態でおへそを見るように頭を上げます

②頭上げ運動(横):横向きに寝ている状態で横へ頭を上げます

肩の筋力トレーニング
①肩すくめ運動:肩をすくめるように肩を上げては下ろします

②腕 横上げ運動:腕を横へ上げます

③腕 後ろ引き運動:肩を前へ突き出し 後ろへ引きます


④腕上げ運動:肘を曲げて腕を横に開いた状態で上にあげる


今回のまとめ
私たちの頭や腕は意外と重く その頭や腕を支えるために筋肉は働き続けているので ただ生活しているだけでも首や肩回りの筋肉には負担がかかっています
体格に差があっても頭や腕の重さにはそれほど差がないので
筋力の弱い細身の人や女性は特に筋肉への負担が大きくなります
頭と腕の重さをしっかり支えるために筋力の強化が必要です
首回りと肩回りの筋トレをすることで首こり・肩こりの解消になります
ご覧いただきありがとうございました!
寿命が長くなっている今の世の中で これからも自分の足で歩いていくために
少しでも今回のお話が役に立てば幸いです
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