【理学療法士が解説!】効果的に筋トレをする方法 ①OKCとCKC それぞれのメリット・デメリットを解説

筋トレ
スポンサーリンク

今回は より効果的に筋トレをするための方法についてお話していきます

筋トレの種類

OKC (Open Kinetic Chain = 開放運動連鎖)とは?

OKCとは動かしている部分の末端が接地していない状態でする運動のことです

例えば 膝伸ばし運動もも上げ運動 が これにあたります

CKC (Closed Kinetic Chain = 閉鎖運動連鎖)とは?

CKCとは動かしている部分の末端が接地していない状態でする運動のことです

例えば 腕立て伏せ運動スクワット運動 が これにあたります

OKCのメリット・デメリットとは?

OKCのメリット

特定の筋肉のトレーニングがしやすい

例えば 膝伸ばし運動は 太ももの表側の筋肉(大腿四頭筋)を使う運動で

もも上げ運動は脚の付け根の筋肉(腸腰筋)を使う運動です

「ここの筋肉を鍛えたい!」という場合にOKCのトレーニングは効果的です

難易度が低い(負荷が小さくて済む)

OKCの運動は「ただ足を上げるだけ」「ただ ももを上げるだけ」という感じなので
難しくなく 負荷が小さくて済むので 体力や筋力に自信のない方にも やりやすいです

OKCのデメリット

実用的な筋トレになりづらい

歩く、階段の昇り降り、立ち座りのような実際の日常生活でする動きはCKC(末端が接地した状態での運動)となります

実際の日常生活とは すこし外れた筋肉の使い方となるので
実用的な筋トレにはなりづらいという欠点があります

負荷が弱くなりがち

トレーニングの難易度が低く 簡単にできるのですが その分 負荷をかけづらいので筋トレとしての効果は弱くなりがちという欠点もあります

重りを使うなどすることで この欠点は補うことができます

CKCのメリット・デメリットとは?

CKCのメリット

実用的な筋肉が鍛えられる

末端が接地した状態でするCKCのトレーニングは
歩く、階段の昇り降り、立ち座りのような実際の日常生活でする動きと
同様の筋肉の使い方となるので
実際の生活で役に立つ実用的な筋肉を鍛えやすいです

道具を用意しなくても負荷をかけやすい

腕立て伏せ や スクワットのような運動は自分の体重が負荷となるので
ダンベルなどの重りを わざわざ用意しなくても負荷をかけることができます

CKCのデメリット

特定の筋肉を鍛えづらい

例えば スクワット運動はお尻の筋肉(大殿筋)、
太ももの筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス)、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)などを使う運動となります

このように色んな筋肉を使う運動なので「この筋肉を鍛えたい」という場合には
やり方を工夫しないと狙った筋肉を鍛えられないので注意が必要です

特に人は無意識に 弱いところは庇って 強いところで補う という
体の使い方をするので 弱い筋肉を鍛えられない結果になる可能性が高いです

難易度が高い(負荷が大きくなりがち)

前述したように自分の体重という負荷が自然とかかるので
チカラの弱い方がやろうとすると上手くできなかったり
スクワットのように立って行う運動となると転んでしまう危険性もあるので
注意が必要です

OKCとCKCどちらを行うべきか?

OKCを行うべき人・OKCを行うべき場合

単純にチカラが弱い方、ケガのしたてでチカラが入らない方、
転倒の危険性がある方、特定の筋肉を鍛えたい方 は
OKCでの運動がおススメです

CKCを行うべき人・CKCを行うべき場合

歩く・立つなどの実際の日常生活でする動きの筋肉を鍛えたい方、
ダンベルのような道具なしでも負荷をかかる筋トレしたい方 は
CKCでの運動がおススメです

終わりに

ご覧いただきありがとうございました!

寿命が長くなっている今の世の中で これからも自分の足で歩いていくために
少しでも今回のお話が役に立てば幸いです

『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています

「分かりづらかったこと」「こんなことを教えてほしい」などありましたらお気軽にコメントください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました