今回は筋肉の働き方の種類についてお話していきます
筋肉の働き方の種類
等尺性収縮
等尺性収縮とは筋肉の長さが変わらない状態でチカラを発揮する働き方です
例) モノを持ち上げてそのままにしておく 立ったまま・しゃがんだままでいる
止まっている 止めておく というときには
この働き方をしていると思っていただければOKです

求心性収縮
求心性収縮とは筋肉が縮みながらチカラを発揮する働き方です
例) モノを持ち上げる 立ち上がる
基本的に “動く” ときには この働き方をしていると思っていただければOKです

遠心性収縮
遠心性収縮とは筋肉が伸びながらチカラを発揮する働き方です
例) 持っているモノを下ろす 座る
ゆっくり動くときのように 動きにブレーキをかけるときには この働き方をしている
と思っていただければOKです

この中で 転ばないために重要なのは?
これら筋肉の働き方3種類の中で 日常生活で転びにくくするために重要なのは
“遠心性収縮” です
遠心性収縮は 動きにブレーキをかける働きです
この “ブレーキをかける” というのが重要なのです
というのも “転ぶ” という現象は
自分の動きを止めることができなかった結果 起こることだからです
フラッとしたときに バランスを崩した自分の身体を止めることができなかった結果 転ぶことになるというわけです
階段を例にすると 膝がガクッとなるのを止めることができなかった結果
転ぶことになるわけです
なので この遠心性収縮が上手く行えるか というのが
転ばないために重要となるのです
遠心性収縮の練習方法
遠心性収縮の練習としては “ゆっくり” 行うことを意識していただければ
基本的にはOKです
太ももの筋肉の場合
太ももの筋肉の場合は 膝を伸ばした状態から足をゆっくり下ろしましょう

ふくらはぎの筋肉の場合
ふくらはぎの筋肉の場合は踵を下ろすときにゆっくり下ろしましょう

スクワット運動の場合
スクワット運動の場合は腰を下ろすときにゆっくり下ろしましょう

以上のように ゆっくり動く運動をしていただければ転ぶ危険性を低くすることができますし 階段や段差を降りるときの練習にもなります 膝がガクッとなりにくくもなります
ゆっくり腰を下ろすことができると以前お話した「いつの間にか骨折」を防ぐことにも役立ちます
「いつの間にか骨折」について詳しくはこちら↓

終わりに
ご覧いただきありがとうございました!
寿命が長くなっている今の世の中で これからも自分の足で歩いていくために
少しでも今回のお話が役に立てば幸いです
『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています
「分かりづらかったこと」「こんなことを教えてほしい」などありましたらお気軽にコメントください!
コメント