【医療従事者が解説!】正しい薬との付き合い方

人の身体
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前回は「薬に頼るべきではない」というお話をしました
※前回の記事はこちら↓

そうは言っても完全に薬を飲まずに生きていこうとする必要はありません

使い方さえ間違えなければ薬はしっかり私たちの役に立ってくれます

そこで今回は正しい薬との付き合い方についてお話していきます

薬はその場しのぎにしかならないがその場しのぎにはなる

薬は症状を抑えてくれるだけで病気そのものを治してくれるわけではありませんが
症状を抑えてその場しのぎをしてくれることは事実なので そのために使うことは有効です

風邪をひいて調子が悪かったとしても食事の用意など動かなければならない場面はでてきます

安静に寝ていようにも気分が悪すぎて寝られないということもあるでしょう
花粉症で鼻水が出て何も手がつかないということもあるでしょう

そのようなときには一時的にでも症状を和らげてくれるのであれば
それは十分意味のあることでしょう

一時的にでもつらい症状を和らげる必要があるときに薬を使いましょう

前回は薬を使わないほうが良いとお話しましたが薬を全否定する気は全くありません

薬は病気を根本的には治してくれないにもかかわらず
薬で病気を治せると思って薬を飲み続けてしまうことに問題があるのです

お得な市販薬の使い方

1回2錠で30錠入りの薬(A)と1回3錠で45錠入りの薬(B)があるとしましょう
この2つの薬はどちらがお得でしょうか?

用量通りに使えばどちらも15回分なので違いはないように思えますが
薬は症状を抑えるためのものでしかないと考えればお得なのは45錠入りの薬(B)です

というのも症状さえ抑えられれば良いので必ずしも用量を守る必要はないからです

1回3錠の薬でも2錠または1錠で効くのであれば飲む量は少なくしても良いのです
※抗生剤のように菌を倒すための薬は用量通りに使わないと菌を倒せないので用量を守りましょう

薬が効きすぎるから量を減らすというのは実際に病院でも行われることです

1回3錠で45錠入りの薬を用量通りに使えば15回分ですが
1回2錠または1錠で飲むようにすれば22~45回分になります

このように量が多い薬のほうが使い方によってお得にすることができます

終わりに

ご覧いただきありがとうございました!

今回は『正しい薬との付き合い方』について お話させていただきました

寿命が長くなっている今の世の中で これからも健康に生きていくために
少しでも今回のお話が役に立てば幸いです

『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています

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お気軽にコメントください!

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