【理学療法士が解説!】股関節が硬くなると困ること4選

人の身体
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こんにちは!『ホーネマンの生活研究室』にアクセスしていただき ありがとうございます!

当サイトでは理学療法士である私が生活の役に立つお話をしていこうと思っています

よろしければお付き合いください!

足首が硬くなると困ること3選』と『膝が硬くなると困ること4選』はご覧いただけましたでしょうか?

今回は股関節が硬くなるとどんなことが困るのかをお話します

股関節の動きについて

股関節の動きで特に重要なのが

①前へ曲げる動き(屈曲) と

②後ろへ伸ばす動き(伸展) の2つです

加齢によって特に動きにくくなるのが②の後ろへ伸ばす動きですが
①の前へ曲げる動きも重要なのでどちらもお話していきます

前へ曲げる方向に動かしにくくなると困ること

では まず
①の前へ曲げる方向に動かしにくくなるとどのようなことで困るのかをお話します

立ち座りがやりづらくなる

人が立つ時の股関節の動きに注目してみましょう

人は立つ時に体を前へ倒しますが

股関節が硬くなると体を十分に前へ倒せなくなります

立つためには体を前へ倒すことで重心を前へ移動する必要があるのですが

それができないと重心が後ろに残ってしまうため立つことが難しくなります

座る時も同様に体を前へ倒しにくいことで重心が後ろへ引きがちになるため
バランスが取りづらくなり倒れるように座ることになります

布団など低いところで立ち座りをしようとするとさらに難しくなります

後ろへ伸ばす方向に動かしにくくなると困ること

次に②後ろへ伸ばす方向に動かしにくくなると困ることをお話していきます

立っている時の姿勢が悪くなる

股関節が硬くなると上半身と下半身をまっすぐにして立つことがむずかしくなり
上半身を前へ倒すか膝を曲げて立つことになります

上半身を前へ倒した場合は腰への負担
膝を曲げた場合は脚への負担が大きくなります

歩くときに歩幅が小さくなる

股関節が硬くなると脚を後ろへ伸ばせないので歩幅が小さくなってしまいます

歩幅が小さくなることでスムーズに歩けなくなりバランスも悪くなります

仰向けに寝るときに足が伸ばせなくなる(膝が浮く)

股関節が硬くなると脚を後ろへ伸ばせないので
仰向けに寝ているときに膝が浮いてしまいます

浮いている=不安定な状態となるため
浮いている膝を支えるために余計な力を使うことになります

余計な力を使うことでさらに筋肉が硬くなりさらに膝が硬くなるという悪循環になります

股関節が硬くならないためにすること

では股関節が硬くならないようにはどう運動するかをお話しします

①脚を曲げるストレッチ

寝ている状態で膝を抱えるように脚を曲げます 座っている状態で行ってもOKです

※人工股関節を入れていて脚を深く曲げないように言われている方は90度までにしましょう

②脚を後ろへ伸ばすストレッチ

立った状態で大股で脚を前へ出します

後ろに残った脚の筋肉が伸びます

脚の付け根の前側が伸びている感覚があれば正解です

今回のまとめ

最後に今回の動画のまとめをしましょう

人の股関節の動きで重要なのは
前に曲げる(屈曲)
後ろへ伸ばす(伸展)

特に加齢によって硬くなりやすいのが後ろへ伸ばす動き(伸展)

前に曲げる(屈曲)ことが硬くなって困ることは
立ち座りがやりづらくなる

後ろへ伸ばす(伸展)ことが硬くなって困ることは
・立っている時の姿勢が悪くなり足腰への負担が増える
・歩くときに歩幅が小さくなりスムーズに歩けなくなる バランスも悪くなる
・仰向けに寝るときに足が伸ばせなくなる(膝が浮く)ので
 脚への負担が増え、更に硬くなる

股関節が硬くならないためにすることは
・脚を曲げるストレッチ
・脚を後ろへ伸ばすストレッチ

以上になります

ご覧いただきありがとうございました!

寿命が長くなっている今の世の中で これからも自分の足で歩いていくために

少しでも今回のお話が役に立てば幸いです

『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています

「分かりづらかったこと」「こんなことを教えてほしい」などありましたらお気軽にコメントください!

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