【理学療法士が解説!】なぜ腰痛になるのか? 腰痛改善に必要な知識

人の身体
スポンサーリンク

今回は腰痛の解消法についてお話していきます

なぜ腰痛になるのか

人は元々4足歩行でした

つまり人の体は4本の脚で支えてられていました

それが2足歩行となったことにより2本分の支えを失い

グラグラになっている胴体部を腹筋や背筋を使って支える必要が出たのです

そうして筋肉にかかる負担が増えたので腰痛が起きるようになったのです

腰痛の改善のために必要なこと

長時間同じ姿勢を続けない

人は座っているなり立っているなり、ある姿勢をとっているときに
意識していなくても筋肉が働いています

首の座っていない赤ちゃんを想像してください

赤ちゃんの首が座っていないのは
首の筋肉が発達していなくて首を固定できないからです

成長して首の筋肉が発達することにより首を座らせるようになります

つまり私たちが首を座らせていられるのは筋肉が働いているからなのです

座っているとき 立っているときにも筋肉の働きによって姿勢を保っています

つまり同じ姿勢をずっととり続けるというのは
同じ筋肉がずっと働き続けるということになります

そのため同じ筋肉に負担がかかり続けないように姿勢を変える必要があるのです

姿勢の改善

姿勢が悪いとバランスをとるために余計な力が必要となり筋肉への負担が増えます

腰にとって悪い姿勢2つを紹介します

悪い姿勢①猫背

いわゆる姿勢が悪いと言われてイメージするのが猫背だと思います

猫背になると前に倒れている体を支えるために背筋の負担が増えます

悪い姿勢②反り腰

一見すると背中がしっかり伸びているので姿勢がよく見えますが

筋肉への負担を考えると良い姿勢とは言えないのが反り腰です

腰が反っている状態とは
腰の筋肉が縮み上がっている状態(力が入り続けている状態)なので
これが続くと腰痛が起きます

ストレッチ

姿勢を良くしようと思っても体が硬くて動きに制限があると
姿勢を直すことができません

なので体を柔らかくするためにストレッチが必要となります

筋トレ

胴体を支える筋肉が重要となるため腰回りの筋肉を鍛えることが必要です

また筋肉を動かすことで凝った筋肉をほぐすこともできるので筋トレはおすすめです

そこで特に重要となる腹筋、背筋を紹介します

①腹筋

腹横筋というコルセットのように腰を包んでいる筋肉があります

腰が痛くてコルセットを使ったことがある方もいると思いますが

この腹横筋はコルセットのように腰を包んでいる筋肉なので
これを鍛えることで腰痛対策に役立ちます

②背筋

背すじを伸ばす働きをしますので特に猫背の方は特にこの筋肉が重要となります

今回のまとめ

人が腰痛になる理由は

元々4足歩行つまり4本の脚で体を支えていたのが2足歩行となりで体を支えるために胴体の筋肉の負担が増えたことにあります

腰痛の改善のために必要なことは
・長時間同じ姿勢を続けない
・姿勢の改善
・ストレッチ
・腰周りの筋トレ

となります

ご覧いただきありがとうございました!

寿命が長くなっている今の世の中で これからも自分の足で歩いていくために

少しでも今回のお話が役に立てば幸いです

『ホーネマンの生活研究室』では皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています

「分かりづらかったこと」「こんなことを教えてほしい」などありましたらお気軽にコメントください!

参考文献
『整形外科疾患の理学療法 改訂第2版』 冨士 武士(監修) 金原出版
腰痛は自分で治せる 本当に凄いマッケンジー体操を完全図解』 穴吹 弘毅 著 河出書房新社
専門医が教えてくれる!腰痛を自分で治す!最新治療と予防法』 久野木 順一 著 日東書院

コメント

タイトルとURLをコピーしました